パブリシティ

拡大するVegan市場に新商品投入

「私のとろ~りとろけるヴィーガンシュレッド」
「私のおいしいヴィーガンソフト」

 マリンフード(吉村直樹社長)は今年8月、動物性原料を一切使用せず、27品目のアレルゲン原料も不使用の「私のとろ~りとろけるヴィーガンシュレッド」と、「私のおいしいヴィーガンソフト」の2品を同時発売した。欧米から日本へと広がりつつあるヴィーガン(完全菜食主義)市場を狙った商品で、健康や環境意識の高い客層のニーズに応えていく。

【英国発祥 ヴィーガン(Vegan)とは】
 ヴィーガン(Vegan)とはベジタリアン(Vegetarian)を略した造語で、乳製品や卵を含む動物性の食品を一切取らない、従来のベジタリアン以上にストイックな完全菜食主義を指す。発祥はイギリスで、現在は欧米を中心にその概念が浸透している。健康上の理由だけでなく、倫理観や環境意識の高まりを背景にヴィーガン人口は増加しており、関連市場も拡大を続けている。健康上のメリットとして、食物繊維を豊富に採ることによるデトックスおよびダイエット、咀嚼回数の増加でセロトニンが分泌されることによるリラックス、また動物性タンパク質に起因する体臭へのアプローチなどが挙げられる。
 アメリカのホールフーズに代表されるオーガニックスーパーでは、ハラール同様にヴィーガン売場が定番化され、幅広い商品が販売されている。加工食品では乳成分を植物成分に置き替えたチーズやスプレッドなどがあり、チーズは豆乳・大豆油やタピオカ粉・エンドウタンパクなど、スプレッドは植物油・大豆タンパク、大豆レシチンといった素材・成分を用いた商品がみられる。
 ここ日本でも健康志向の多様化につれ、ヴィーガン市場の芽が出ている。ただ、ヴィーガンメニューを提供する外食産業も一部ある一方、チーズやスプレッドなどの加工食品は、味や品質にうるさい日本人の嗜好を満たす必要があり簡単ではない。

【顧客の声から独自の商品を開発】
 そうした中で今年8月、半世紀以上のわたりチーズやマーガリンを製造販売し、近年はその技術を応用した第3のチーズ(スティリーノシリーズ)などを提供するマリンフードが、ヴィーガン市場に本格参入した。
 マリンフードは明治21年(1888年)に創業した石鹸工場を前身とし、1948年にマーガリンの生産を、1961年にプロセスチーズの生産を始め、主に外食業務用を中心に業容を拡大している。1969年に現社名に改称した後、1975年にホットケーキ、77年にピザ用ミックスチーズ、84年にポーションタイプのマーガリンの生産を始め、現在はホテルや学校給食用のポーションバター・マーガリンでも高いシェア率を誇る。
 同社は、「顧客の声、と世の中のニーズにあわせた商品を提供し続ける」ことを戦略の柱とし、他メーカーにない唯一の商品開発にも注力してきた。
 その1つである「スティリーノシリーズ」(07年開発)は、ナチュラルチーズ、プロセスチーズに次ぐ第3のチーズと呼ばれる、乳脂肪のかわりに植物性油脂を使用したチーズ代替え素材。価格変動を受けにくい植物性油脂を使用しているため、通常のチーズよりも安価で購入できるのも特徴。一昨年には同シリーズより、ゴーダチーズと比較してコレステロール95%カットしたシュレッド品も上市している。

【1年かけ品質と味の課題をクリア】
 このほど発売した「私のとろ~りとろけるヴィーガンシュレッド」と、「私のおいしいヴィーガンソフト」の2品は、動物性原料を一切使用していないだけでなく、27品目のアレルゲン原料も一切使用しておらず、ヴィーガンにもアレルギーにも対応した日本初の商品となる。
 「ヴィーガンシュレッド」は、ゴーダチーズ(日本食品標準成分表2015)と比較してコレステロールを99%カットし、健康志向層を幅広く取り込める設計とした。同じく「ヴィーガンソフト」は通常のソフトマーガリン(日本食品標準成分表2015)と比較してカロリーを60%カットしたほか、コレステロールゼロを実現した。
 ベンチマークとした欧米の商品をベースに、味や品質に厳しい日本人の嗜好に合うよう約1年間、研究に研究を重ねてきた。研究部課長兼Aチームリーダーの川村敏美さんは、「動物性原料不使用やアレルギー対策でなく、カロリーやコレステロールのカット、さらに味わいといった全てをクリアすることが大きな課題だった。シュレッドは加熱によりとろけるような食感が楽しめ、ソフトはコレステロールゼロを実現しながら、爽やかな味わいを楽しんでいただけると思う」という。
 2品の発売以降、同社HPには「こんな商品が欲しかった」という声が続々と届いている。常務取締役管理部長の吉村厚美さんは、「欧米で広がるヴィーガン市場の、日本におけるパイオニアを目指し、商品の良さをアピールしていきたい」と語っている。


乳、動物性原料不使用「ヴィーガン」シリーズ新発売

吉村直樹

代表取締役
吉村 直樹社長

 マリンフードは、マーガリン・バターとホットケーキ、チーズの3本柱で展開している。その時々のマーケットを見据えた、新発想の商品開発に独自性があり、例えば、ポーションマーガリンや、ガーリックなどのフレーバーマーガリン、燻製バター・チーズ、植物性油脂を主原料としたチーズ代替「スティリーノ」、さらにこの技術を活かした動物性原料不使用の「ヴィーガン」シリーズなど、ユニークな商品を次々誕生させ、新市場を創造する広報・宣伝、営業を行いながら、地道に育成し、マーケットに定着させている。
 中でも順調に拡大しているチーズ事業は、今期(12月期決算)8月までで、物量ベースで前年比5.6%増。昨秋、スライス市場に本格参入し、「コレステロール90%オフヘルシースライス」を皮切りに、「私のスライスチーズ108g」「私のとろけるスライスチーズ108g」「私のミルキーモッツァレラスライスチーズ105g」を発売し、NBはもとより、PB商品としての営業活動を強化している。その結果、共同仕入れ機構や大手スーパーでの発売が近々予定され、今後への期待が高まっている。
 海外戦略にも積極的で、すでに台湾や香港、タイに向けて販売している。チーズに関して日本は後発国だが、プロセスチーズの多様なフレーバー、アイテムで「欧米やオセアニア諸国製品と比較しても強みがある」と確信し、海外の食品展示会に頻繁に出展しPRに努めるとともに、現地の食品企業や流通業と取り組み、規模拡大している。さらに今春、インドネシアに向けて、「ミルクを食べるキャンディチーズ」3種(プレーン、ブラックペッパー、アーモンド入り)の輸出をスタートした。8月には米国ロサンゼルスの日系スーパーで、ベビーチーズの試食販売も実施した。
 スティリーノに関しては、同社が2007年、原料チーズの国際相場高騰に対応した独自開発したもので、メディアや市場から、ナチュラル、プロセスチーズに次ぐ"第3のチーズ"と認識されている。植物性油脂が価格変動を受けにくいため、一般的なチーズより安価な点が急成長の要因だ。加えて、味や溶け具合などでチーズと遜色ない上、冷めても軟らかく、チーズ嫌いでも受け入れやすく、需要の裾野が広い。特に一般的なチーズよりコレステロール値が低く、健康志向商品としてのポジションを確立。流通PBや留め型で配合比率に応じて「コレステロール〇〇%カット」と明記した商品が多数、売場に並んでいる。加えて同社では、ブランド戦略や地道な認知向上活動の推進ほか、溶けやすさやヘルシーさの観点で技術革新を続け、品質面での進化も続けている。
 さらに新ジャンルへの挑戦を続け、乳、動物性原料と27品目のアレルゲン原料不使用の「ヴィーガン」シリーズを立ち上げ、「私のおいしいヴィーガンソフト」「私のとろ~りとろけるヴィーガンシュレッド」を新発売した。ヴィーガンとは、動物性食品を一切摂取しない欧米発のライフスタイルをいい、今後わが国での市場開拓に努める考え。

ヴィーガンシュレッド200g ヴィーガンシュレッド500g ヴィーガンソフト160g

私のとろ~りとろけるヴィーガンシュレッド 200g

私のとろ~りとろけるヴィーガンシュレッド 500g

私のおいしいヴィーガンソフト 160g


アレルギーにも対応

ヴィーガンシリーズ発売

 マリンフードは、日本初のヴィーガン市場に向けた動物性原料不使用「私のおいしいヴィーガンソフト」「私のとろ~りとろけるヴィーガンシュレッド」の2品を8月25日に新発売する。加えて同シリーズは、27品目アレルゲン原料を一切使用しない、アレルギー対応商品でもある。「ヴィーガン」とは、ベジタリアンの略語で、肉や魚、卵、乳製品を摂取しない人を言い、欧米のオーガニック専門店では専門商品売場が確保されている。
 同社はチーズ類、マーガリン・バター類、ホットケーキ類を主軸として、業務用から家庭用まで幅広い商品展開の中で、顧客の声を聞いて開発したオリジナリティーの高い商品群に定評がある。中でもマーガリン類で「ガーリックマーガリン」に代表される、具材を配合した"色物"マーガリンや植物性油脂主原料のチーズ代替「スティリーノ」を開発し、市場育成してきた経緯がある。
 今回新発売した新シリーズは、この2技術の融合で、「ヴィーガンシュレッド」は、通常のチーズとの比較でコレステロールを99%カット。「ヴィーガンソフト」は難消化性デキストリンを30%配合することで、コレステロールゼロ、通常のソフトタイプマーガリンと比べ、カロリーを60%カットを実現した。同2品は、この機能性プラス、おいしさや食感で、通常の商品とは遜色ない仕上がりで、欧米中心のヴィーガン対応商品とは一線を画している。
 同社は12日、東京都港区赤坂ガーデンシティで商品発表会を開催。吉村厚美常務は「ヴィーガンはまだ、日本には確立されていないライフスタイルだが、今回の2品は、おいしくてヘルシー、しかも買いやすい価格に設定しているので、健康を気にする人なら誰でも手軽にトライできる商品に仕上げた」と話した。
 スペシャルゲストとして、スウェーデン人で、多くのヴィーガンの友人を持つモデルのカミラが登場。「ヨーロッパで当たり前のヴィーガンだが、日本ではまだあまり知られていない。今回発売された2品は、普通のチーズやマーガリンと遜色ない味で、ぜひヴィーガンの友人に知らせると同時に、私も普段の食生活に取り入れたい」と話した。
 内容量は「ヴィーガンシュレッド」が200g入りと500g入りの2タイプで、メーカー希望小売価格(税抜き)はそれぞれ268円と598円。「ヴィーガンソフト」は160g入りで同318円となっている。


アナログチーズ2割増産

家庭用、輸出も拡大

 業務用マーガリン大手のマリンフードは、植物油脂を原料にしたアナログチーズを2割増産する。アナログチーズは乳脂肪を使うチーズの代替品として利用されていたが、昨年の乳製品価格の高騰でよく知られるようになった。通常のチーズより割安で「第3のチーズ」とも呼ばれる。コレステロールを抑えられるのも特徴だ。
 増産するのはアナログチーズの「スティリーノ」で、15年12月期の生産量は2800トンだった。生地を生産している泉大津工場(大阪府泉大津市)と長浜工場(滋賀県長浜市)で、通常のチーズなどから生産を切り替えて対応する。16年内にも年間3300トンの生産体制を目指す。
 マリンフードは約50種類のアナログチーズを自社ブランドで販売している。増産するのはベビータイプやスライスタイプといった家庭向けが中心だ。海外輸出も増やす。現在は香港など一部地域に輸出がとどまっているため、「アジアを含めて海外展開を試みる」(同社)考えだ。
 アナログチーズは乳脂肪の代わりにパーム油などの植物油脂を原料に使っている。欧米ではコレステロールを気にする人や菜食主義などから根強い需要があり広く使われている。
 日本国内では2008年のチーズ不足を受けて、各社が販売を始めた。価格はチーズの8割程度と割安で、マリンフードは業務用を中心にアナログチーズを拡販してきた。昨年は乳製品の価格が高騰し、アナログチーズに再び注目が集まった。そこでマリンフードは加工用に使う短冊状やブロック状のチーズに加え、家庭でよく使うベビーチーズやスライスチーズを発売した。
 アナログチーズは、通常のチーズと混ぜて使うことも多い。植物由来のため、コレステロールが低く、チーズ3割にスティリーノ7割を混ぜた商品だと、コレステロールは半分になるという。
 マリンフードはホテルの朝食などに使われる使い切りタイプのマーガリンで、国内シェア1位。15年12月期の売上高は約200億円だった。
 業務用が主力だったが現在は家庭向けの商品を強化している。キャンディタイプのチーズや薫製バターなど独自商品を増やし、アジア圏を中心に輸出も拡大している。


【アナログチーズ】
 チーズ中の乳脂肪の代わりに植物油脂を使ったチーズ代替品。乳を固めて発酵させたナチュラルチーズやナチュラルチーズを加工したプロセスチーズに続く「第3のチーズ」とも呼ばれる。欧米ではベジタリアンなどを中心に支持を集めている。
 国内では、乳製品価格が高騰した2008年から流通し始めた。ナチュラルチーズやプロセスチーズに比べて、コレステロールを抑えやすい。価格も割安なため、出荷は拡大傾向にある。

吉村社長の長男 英毅さんが挙式

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エボラブルアジア吉村英毅社長と裕子さん

 マリンフード吉村直樹社長の長男で、オンライン旅行事業を手掛けるエボラブルアジア代表取締役社長の吉村英毅さんと、鳩山裕子さんの披露宴が14日、東京都中央区のマンダリンオリエンタル東京で開催され、食品業界やエボラブルアジア取引関係者ら約280人が参列した。
 開宴に当たり、新郎の吉村英毅氏が「マリンフードとエボラブルアジアでお世話になっている方々にお集まりいただき、本当に感謝している。3月31日に志願の東京証券取引所マザーズ市場への上場を果たした。今まさに、雲の上にいるような気分だが、明日からは地に足を付け、長い人生の道のりを2人でしっかり歩んでいきたい。」とあいさつした。
 新郎の父・吉村直樹マリンフード社長は「英毅は東大在学中に学生ベンチャーを起業し、最近では『挙式までに上場を果たす』と熱に浮かされたように繰り返していたが、実現できて二重の喜びの日を迎えることができた。どうか2人を温かく見守ってほしい。」と話した。
 来賓を代表し、尾家亮尾家産業会長は「まっすぐ前を向いて来られたお2人だが、時には過去を振り返り、お世話になった方々に感謝することも、人間の成長には不可欠。」と、新郎新婦にエールを送った。

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