パブリシティ

3割安のチーズ代替品

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マリンフードが展開する、植物油脂を主原料にしたチーズ代替品「スティリーノ」は、チーズ原料価格高騰に対応して07年末、同社が独自開発したもので、一般的なシュレッドチーズより約3割安価に設定。加えてナチュラルチーズと遜色ない味わいや、ナチュラルチーズに半量配合したものでコレステロールが約4割カットできる健康性、冷めても硬くならないソフトな食感が評価され、ファストフードや居酒屋、お好み焼き、宅配ピザなど、チーズを使用する幅広い業態で支持されている。さらに業務用だけでなく、スーパーのPBや留め型商品としての採用が急増し、直近で同社のチーズ販売量の約2割、金額では約15%を占め、本年度は年間10億円規模に達することが見込まれている。
 その製法は、チーズの主成分である乳脂肪分を植物油脂に置き換え、良質な乳タンパクを使用し乳化させ製造する。名称は社内公募の当選作で、ギリシャ語の「未来のチーズ」が命名由来だ。
 マーガリンを中心とした油脂メーカーとして誕生した同社は、長年開発のテーマに「人工チーズ」を掲げてきた経緯がある。そこで昨今のチーズ原価高騰を受け一昨年後半に特別プロジェクトを編成し、開発を本格化、年末には製品化に至った。開発に当たっては、「チーズ同等の溶けの良さとおいしさ」にこだわったという。
 ラインアップは、業務用(1kg)がシュレッドとダイスをそれぞれスティリーノ100%とチーズ50%配合タイプの合計4品、家庭用(70g)が50%配合のシュレッドタイプ。
 急激な需要増に対応し昨年末、「ライトタイプ」として、スティリーノを70%配合した業務用(1kg)のシュレッドとダイス、家庭用(200g)シュレッドタイプを追加した。この場合、約5割コレステロールカットできる。
 一方チーズ原料価格は、今年に入って一服感が出たものの、同品はさらに伸長を続けている。その要因として、同シリーズのチーズと遜色ない味わいや冷めても硬くならないなどのメリットが認知されてきたうえ、経済環境悪化から低価格志向を強めるマーケットに、引き続き歓迎されていることが挙げられる。
 今後、スティリーノがチーズ需要のどの程度を占めるかは、あくまで原料価格に左右されるのも事実だ。だが、欧米諸国では植物性チーズの健康性が受け入れられ、一定の市場が育成されていることから、同品のあっさりした味わいやコレステロールが低いことを付加価値につなげる地道な努力を通じて、間違いなく拡大が見込まれている。

「第13回 業務用加工食品ヒット賞決まる」

4部門から12商品選出
日本食糧新聞社はこのほど、外食メニューの活性化に貢献した業務用加工食品を表彰する「第13回業務用加工食品ヒット賞」の選考会を東京・第一ホテル東京で行い、別掲のとおり4部門12商品の受賞を決定した。受賞商品・企業は9月9日(水曜日)の記念式典(第一ホテル東京)で表彰される。

第13回受賞商品(部門別・社名五十音順)
<和食部門>
「本造り」だしパック シリーズ味の素(株)
味付あらぎりわさび(株)マル井
ミツカン「地鶏コラーゲン鍋」セット(株)ミツカン
<洋食部門>
デルモンテ 豆乳でつくったコーンスープキッコーマン(株)
キユーピー ヒアロジュレキユーピー(株)
スティリーノマリンフード(株)
<中華部門>
繁盛飲茶シリーズ(株)加ト吉
拉麺胡椒(ラーメンコショー)(株)ジーエスフード
拉麺だれシリーズ富士食品工業(株)
<給食・惣菜部門>
〈楽らくクック〉シリーズ (株)大冷
豆腐のふんわり天シリーズ(株)ニチレイフーズ
ソフリヤヨイ食品(株)
メニュー活性化に貢献 9月9日、記念式典
「業務用加工食品ヒット賞」は、業務用メーカーと業務用流通の活性化を図り、業務用食品の地位向上を目指す催事として、全国に広がる業務用食品卸のネットワークをベースに制定されたもの。
外食市場のヒットメニュー開発に寄与した業務用加工食材を対象に、「和食部門」「洋食部門」「中華部門」「給食・惣菜部門」の4部門からそれぞれ3商品、計12商品を毎年選出している。
 選考は全国の有力業務用食品卸48社の推薦をもとに行われ、業務用食材469商品の中から代表選考委員会で最終決定した。
 記念式典では、表彰・懇親会に先立ち、(社)日本フードサービス協会会長の田沼千秋((株)グリーンハウス代表取締役社長)が「日本の外食産業の展望とアジア戦略」と題した記念講演を行う。

『ミルクを食べる』シリーズのブランド育成へ

マリンフードが店頭やHP通じて販促を強化

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 マリンフードでは、今春発売した『ミルクを食べる』シリーズのブランド育成に取り組んでいる。
 「毎日牛乳を飲むように、気軽に乳製品を食べて欲しい」という思いを込めて、ブランド名に"ミルクを食べる"と名付けた。アイテムは、バター2品、シュレッドチーズ3品の2種5品で、カテゴリーに捉われない乳製品ブランドとして展開。店頭やHPなどを通じて販促を強化し、知名度を高めていく。
 「ホイップドバター〜香りたつ乳酪〜」(内容量115g)は、酪農王国のニュージーランド産のバターを使用。軽い口当たりと濃厚なコク、口の中いっぱいに広がるミルク本来の味わいが特徴。業務用には「ミルクを食べる〜香りたつ乳酪〜」(450g)ラインナップした。
 「たっぷりのび〜るモッツァレラミックスチーズ」(130g、225g、365g)は、モッツァレラチーズを60%以上配合した幅約6mmのシュレドチーズ。加熱すると糸引きがよく、くせのない淡白な風味が特徴で、料理との相性は抜群。商品パッケージには、和洋中の調理例13パターンの写真をポップに配置して使いやすさを訴求した。

日本マーガリン工業会関西支部新年賀詞交歓会開催

技術向上による新製品投入など取組強化で市場拡大も

 冒頭マーガリン工業会関西支部支部長である、吉村直樹マリンフード社長が挨拶した。
 「昨年度の食用加工油脂月報の速報によると、生産量は69万、900トンとなり、前年に比べて98.7%と70万トンを僅かに割り込み、また十年前に比べて99.4%となった。このことから加工油脂の生産量はこの十年にわたり全く増えていないことになるが、このような業界において皆様がここまで元気にやってこられたのは自動車業界などに比べては考えられないことかもしれません。今から6時間後にはオバマ氏の大統領就任式が行われますが、オバマ氏はビッグスリー、金融危機、イスラエル問題など目がくらむようなテーマを抱え、逃げ出したくなるような厳しい環境での就任となりますが、その支持率は日を追うごとに上がっており、今後4年間は全く心配していないとの人が79%にも上っているそうです。また閣僚人事でも、国務長官に敵対したヒラリー氏を据えたことも驚くべき人事だと思います。国務長官といえばアメリカでは閣僚のなかで首席にあたるものですが、かつて国務長官であったキッシンジャー氏の対談番組を先日みたのですが、同氏はどのような質問にもはっきりと答えていたことが非常に印象的でありました。その中で経済に対する見通しについて今年後半には回復すると答えていました。厳しい環境にありますが、この言葉を信じ、夢を持って一年がんばっていきたい」と大要語った。

マリンフード

『スティリーノ』シリーズ 売上高に大きく貢献

 マリンフードの1〜10月チーズ販売額は、前年実績を大幅に上回り躍進した。原料チーズ価格が高騰する中、植物油脂を主原料にしたチーズ代替品「スティリーノ」シリーズが、業務用・家庭用ともに好調に動き売上を牽引。全社売上に占めるチーズ売上構成比を約10P拡大した。
 年初より本格的に販売を開始したスティリーノは、チーズの主成分である乳脂肪を植物油脂に置き換え、良質の乳たんぱく質を乳化させた製品。一般のナチュラルチーズに比べて売価が3割程度安く、またチーズの風味を損なわずにコレステロール40〜50%カットを実現した低カロリー設計が、値上げや健康志向の追い風も受けて消費者の支持を集めている。
 ラインナップは、業務用3種5品目と家庭用2種3品目。業務用(1kg)は、スティリーノを100%使用した「スティリーノ」とスティリーノとNCを各50%ずつ配合した「チーズ&スティリーノ」、それぞれダイスとシュレッドタイプに、今年の夏にはスティリーノを70%配合した「チーズ&スティリーノシュレッドライト」を新発売。家庭用でも「チーズ&スティリーノシュレッド」70gに、「チーズ&スティリーノシュレッドライト」200gと50gを加えて品揃えの強化を図った。家庭用ではNBのほかに、量販向けの留め型商品も好調に動いている。チーズ売上に占めるスティリーノ売上は1〜10月累計で1桁後半。単月では13%を占めるまでに成長しており、年内には累計で2桁に達する見込みだ。
 市場での反響が大きいだけに、今後の需要動向に業界からの注目が集まる。原料チーズ相場の変動が及ぼす影響について、同社は「相場以外の要因も影響するので、現時点では計り知れない」と話すものの、「価格面の優位性だけではなく、低コレステロールや焼成後冷めても固まりにくいといった付加価値への認知が広がれば、相場に拘らず需要が安定するだろう」と展望しており、継続してスティリーノの認知拡大に取組む方針を掲げている。

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