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パブリシティ

新聞 日本経済新聞 2004年5月12日(水)

『光るナンバーワン企業』

ニッチ市場で年100品目開発

 マーガリンとチーズを柱にピザソース類も製造する食品メーカー。ホテルやレストラン向けなど業務用が主力で、ホテルで使われる小型容器入りマーガリンは70%のシェア(数量ベース)を持つ。マーガリンは学校給食用でもシェア60%を占める。  大手が手がけないニッチ(すき間)市場で活躍する。リニューアルを含め年間100品目を開発するが、70%は顧客の要望に基づいた商品だ。
 業務・家庭用ともに60%程度のシェアを持つ「色物マーガリン」では、ステーキ店、居酒屋などから、ガーリック、めんたいこ、しょうゆ、ハーブなどを入れた商品の小口注文にも応じてきた。
小口注文に応じられるのは「中小企業で小回りが利くから」と吉村直樹社長は強みを語る。
 色物マーガリンでは1995年から自社ブランド品も販売している。2002年発売の業務・家庭用の「ブールコンポーゼ・ド・パリ」は2003年、世界食品コンクール「モンドセレクション」で最高のグランドゴールドメダルを受賞した。エシャロットやアンチョビーなど家庭では手に入りにくい食材を加えた仏料理味の商品だ。
 1957年に先代が設立。札幌から福岡まで支店・営業所を展開する。外食業界は既存店が苦戦しているため、新設店との取引を開拓して増収につなげている。2004年12月期の売上高目標は85億円。「副原料のロスなどを減らし利益率を高める」(吉村社長)のが課題だ。