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パブリシティ

雑誌 とよなかCHAMBER 2004年3月号
創業からの変遷
 マリンフードの歴史は、明治21年、創業者の吉村又作氏が東京・牛込にて吉村石鹸工場を創業したことに始まる。  大正11年、大阪に吉村又一郎氏(創立者の長兄)が個人会社吉村商店(のちに吉村油化学研究所)を設立。昭和23年に創立者の吉村栄吉氏が吉村油化学にてマーガリン製造を開始したことでマーガリン製造の原形が出来上がった。昭和32年に初代社長の吉村栄吉氏が『ミルクマリン株式会社』を資本金8百万円で創立し、現在地(大阪府豊中市)に工場を完成。昭和35年に『ミルクマリン食品株式会社』となり、昭和44年に『マリンフード株式会社』の現社名に改称された。

シェア日本一と数々の受賞
 レストランやカフェなどの業務用食材と一般家庭用食材に大別できるマリンフードの商品群は約600アイテム。部門別に、マーガリン27%、チーズ35%、ホットケーキ10%、ソース・ジャム10%、調理品5%と、バランスのよい構成比率になっている。中でも、学校給食用マーガリンでは60数%のシェアを持ち、業務用ホットケーキ、マスタード・ガーリック味といった色物マーガリンとともに日本一のシェアを誇る。
 平成14年には、『ガーリックマーガリン225g』が(株)日本食糧新聞社の業務用加工食品ヒット賞(洋食部門)を受賞し、色物マーガリン分野で高い評価を獲得。また平成15年にはベルギーのモンドセレクション(世界食品コンクール)に4品出品し2品がグランドゴールドメダル、2品がゴールドメダルを受賞するなど国際的評価も高い。

新商品も続々登場
 現在の一押し商品は『ブールコンポーゼ・ド・パリ』。バターと生クリームをブレンドした柔らかいマーガリンに、塩、胡椒、生のまますりおろしたエシャロットとガーリック、その他、粒入りマスタード、アンチョビ、エストラゴン(タラゴン)、パセリ等、一般家庭では入手が難しい本格的な原料を厳選した他に類を見ないこだわり商品だ。
 また、『カマンベールチーズとバター風味のマーガリン』も新発売。濃厚でコクがあり、乳製品独特のクリーミーな風味が特徴。ほのかな酸味が特徴のクリームチーズもあわせてブレンドすることにより、チーズの風味をより一層引き立てている。

お客様のニーズを味とカタチに
 今年度は目標売上85億円を掲げ、目で見る数値管理を活用し、プラン・アクション・チェックを実践していく計画だ。この2〜3年前より『過去5年間に発売した新製品の売上高が、全売上高の30%以上を占めること』という方針を立てており、現在は37%を占めている。また、最近1年間で100アイテム程発売した新製品の8割はお客様から要望を頂戴したもの、又はお客様と協同開発したもの。消費者モニター制度、テイスト・オーダー・システムなど、『お客様のニーズを味にしカタチにする。』これがマリンフードの基本姿勢だ。