マーガリン製品の今期（１２月期）の状況は、1〜8月は前年並みで推移、需要期の秋冬の追い込みに力を入れる。
　同社は業務用の比重が高く、小型ポーションや小型キャラメル包装など小型タイプが充実。少ロット対応力を生かし、ユーザーニーズに応じた商品開発も数多く手がける。また、工程の複雑なガーリックなどの"色物"マーガリンも主力で、売れ筋の「ガーリックマーガリン」「はちみつシュガーバターブレンド」が堅調なほか、「ブールコンポーゼ・ド・パリ」も着実に市場に浸透している。
　新商品については「秋冬は未定で、今春投入した商品をしっかり市場に定着させる」と佐永田実取締役研究部長。家庭用の「マカダミアナッツスプレッド」（180ｇ）と、8個入りキャラメルタイプの「キューブシリーズ」（バター、アンチョビ、ガーリック、ラード、ミルクマーガリン）の市場浸透を目指す。