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パブリシティ

新聞 日本食糧新聞 2006年5月22日(月)

色物商品で差別化 業務用を用途提案、強化

 【大阪】マリンフード(株)(大阪府豊中市、06・6333・6801)の今期(12月期)マーガリン類売上高は前年並みで推移している。同社は「ガーリックマーガリン」に代表される、いわゆるさまざまなフレーバーを付けた色物商品で他社との差別化を図っている。そうした中8割の構成比を占める業務用で、得意先ごとに配合を変えた商品を用途提案しながらの営業活動を強化することで拡売に努め、徐々にこうした商品のウェートが高まっている。
 一方家庭用では、昨年新発売したリッチな味わいが特徴の「マカダミアナッツスプレッド」に加え、今年は健康志向型商材として、原料油脂の約半量を米糠から抽出した米油を使用した「こめ油ブレンドマーガリン」を新発売。2品の認知向上に努めている。さらにPB商品で価格対応型商材も発売するなど、二極化したニーズに対応している。
 今後もこうした政策をさらに強化することで、微減傾向が続くマーガリン市場の中で売上げの拡大を目指すとともに、併せてコスト削減に努め、原材料や輸送コストが上昇する中、利益確保に努める方針だ。