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パブリシティ

新聞 帝飲食糧新聞 2008年11月26日(水)

マリンフード

『スティリーノ』シリーズ 売上高に大きく貢献

 マリンフードの1〜10月チーズ販売額は、前年実績を大幅に上回り躍進した。原料チーズ価格が高騰する中、植物油脂を主原料にしたチーズ代替品「スティリーノ」シリーズが、業務用・家庭用ともに好調に動き売上を牽引。全社売上に占めるチーズ売上構成比を約10P拡大した。
 年初より本格的に販売を開始したスティリーノは、チーズの主成分である乳脂肪を植物油脂に置き換え、良質の乳たんぱく質を乳化させた製品。一般のナチュラルチーズに比べて売価が3割程度安く、またチーズの風味を損なわずにコレステロール40〜50%カットを実現した低カロリー設計が、値上げや健康志向の追い風も受けて消費者の支持を集めている。
 ラインナップは、業務用3種5品目と家庭用2種3品目。業務用(1kg)は、スティリーノを100%使用した「スティリーノ」とスティリーノとNCを各50%ずつ配合した「チーズ&スティリーノ」、それぞれダイスとシュレッドタイプに、今年の夏にはスティリーノを70%配合した「チーズ&スティリーノシュレッドライト」を新発売。家庭用でも「チーズ&スティリーノシュレッド」70gに、「チーズ&スティリーノシュレッドライト」200gと50gを加えて品揃えの強化を図った。家庭用ではNBのほかに、量販向けの留め型商品も好調に動いている。チーズ売上に占めるスティリーノ売上は1〜10月累計で1桁後半。単月では13%を占めるまでに成長しており、年内には累計で2桁に達する見込みだ。
 市場での反響が大きいだけに、今後の需要動向に業界からの注目が集まる。原料チーズ相場の変動が及ぼす影響について、同社は「相場以外の要因も影響するので、現時点では計り知れない」と話すものの、「価格面の優位性だけではなく、低コレステロールや焼成後冷めても固まりにくいといった付加価値への認知が広がれば、相場に拘らず需要が安定するだろう」と展望しており、継続してスティリーノの認知拡大に取組む方針を掲げている。