1. マリンフードトップ >
  2. パブリシティ >
  3. 日本食糧新聞 2013年10月11日(金)

パブリシティ

新聞 日本食糧新聞 2013年10月11日(金)

マリンフード、相次ぎ参入

アイテムの拡大にも意欲

写真
写真
 チーズ事業の業容拡大に伴い昨年10月、泉大津工場に続くチーズ生産設備として、滋賀県の「長浜工場」を竣工(しゅんこう)させたマリンフード。業務用をメーンに展開する同社だが、最近流通のPBや留め型商品が増加していることを踏まえ、新工場では家庭用をメーンに生産している。そこで今春の家庭用ベビーチーズに続き9月、家庭用スライスチーズ市場に相次ぎ参入。さらに10月1日、家庭用ベビー5品を追加するなど、バリエーション拡充にも意欲を見せる。(佐藤路登世)

 同社は、新工場の本格稼働に伴う生産能力倍増計画(年間2万t)を打ち出し、スライスやベビーのほか、シュレッドやキャンディー、ブロック、さらに独自開発の植物油脂を主原料としたチーズ代替品「スティリーノ」の生産設備を導入した。うちベビーで、流通PBや留め型商品の採用が急増。今月末には2ライン目の導入を控えるなど、稼働状況も順調という。
そこで同社の今期(12月期決算)第3四半期チーズ売上高は、前年比11.7%増と2桁増を達成。ただし今後はNB商品の拡大が課題で、今回のスライス市場への参入とベビーのアイテム拡充が背景にある。
 今回、新発売したスライスチーズは、スティリーノを100%使用した「とろ~りとろけるヘルシースライス」。通常のスライスチーズとの比較で、「コレステロール70%カット」を前面に打ち出したヘルシータイプで、先発メーカーの商品と明確な差別化を打ち出している。
 アイテムは1枚当たりの内容量18gと15gが、それぞれ8・6・4枚入りで合計6品。女性好みのシンプルでかわいいパッケージを採用し、売場訴求力も高めている。
 一方、ベビーチーズで今回追加した商品は、ベビーでは珍しいクリームチーズを使ったデザートタイプ3品「ラムレーズン入り」「ストロベリー入り」「オレンジピール入り」と、おつまみタイプ2品「たらこ風味」「ミモレット入り」の5品。今春新発売した「プレーン」「アーモンド入り」「スモーク風味」「ブラックペッパー入り」「サラミ入り」5品と合わせ、10品のラインアップとなった。  これにより同市場トップの六甲バターベビーチーズ9品プラス季節限定プレミアムなど4品に匹敵するアイテム数が揃った格好だ。