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パブリシティ

新聞 日経MJ 2015年4月15日(水)

味付きマーガリン・バター

家庭でも味わって

マリンフード新製品を投入

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 業務用マーガリン大手のマリンフード(大阪府豊中市、吉村直樹社長)は味付きのマーガリンやバターの家庭向け新シリーズを発売した。香りの強い原料を使う商品は大手企業が生産を敬遠しがちだが、料理に使うことができ、価格競争に陥りにくい商品を増やして収益力を高める。発売するのは「私の」シリーズ。完成後のマーガリンに固形物を混ぜ込む独自技術や、少量生産に対応した香りが混ざらない生産設備を生かしている。
 マーガリン風商品は4種を発売した。「私のフランス料理」=写真=はマーガリンにニンニクやアンチョビ、パセリを加えた。パンに塗って焼くほか、パスタなどにも使える。「私の胡麻(ごま)いっぱいスプレッド」はすりごま、いりごま、ごま油を混ぜた。いため物などに使える。店頭想定価格は税込み350円。
 「私の燻製(くんせい)バター」は、バターを溶かさず薫製にする技術を利用した。このほど長浜工場(滋賀県長浜市)に専用の生産設備を導入した。家庭用に加え、業務用の商品も販売する。
 マリンフードは使い切りタイプの小型マーガリンで国内7割程度のシェアを持つという。植物性油脂を使ったチーズ代替品なども手掛けており、2014年12月期の売上高は前期比2割増の187億円。