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新聞 日本食糧新聞臨時増刊「食は"いのち"と"こころ"の糧」 2016年9月30日(金)

乳、動物性原料不使用「ヴィーガン」シリーズ新発売

吉村直樹

代表取締役
吉村 直樹社長

 マリンフードは、マーガリン・バターとホットケーキ、チーズの3本柱で展開している。その時々のマーケットを見据えた、新発想の商品開発に独自性があり、例えば、ポーションマーガリンや、ガーリックなどのフレーバーマーガリン、燻製バター・チーズ、植物性油脂を主原料としたチーズ代替「スティリーノ」、さらにこの技術を活かした動物性原料不使用の「ヴィーガン」シリーズなど、ユニークな商品を次々誕生させ、新市場を創造する広報・宣伝、営業を行いながら、地道に育成し、マーケットに定着させている。
 中でも順調に拡大しているチーズ事業は、今期(12月期決算)8月までで、物量ベースで前年比5.6%増。昨秋、スライス市場に本格参入し、「コレステロール90%オフヘルシースライス」を皮切りに、「私のスライスチーズ108g」「私のとろけるスライスチーズ108g」「私のミルキーモッツァレラスライスチーズ105g」を発売し、NBはもとより、PB商品としての営業活動を強化している。その結果、共同仕入れ機構や大手スーパーでの発売が近々予定され、今後への期待が高まっている。
 海外戦略にも積極的で、すでに台湾や香港、タイに向けて販売している。チーズに関して日本は後発国だが、プロセスチーズの多様なフレーバー、アイテムで「欧米やオセアニア諸国製品と比較しても強みがある」と確信し、海外の食品展示会に頻繁に出展しPRに努めるとともに、現地の食品企業や流通業と取り組み、規模拡大している。さらに今春、インドネシアに向けて、「ミルクを食べるキャンディチーズ」3種(プレーン、ブラックペッパー、アーモンド入り)の輸出をスタートした。8月には米国ロサンゼルスの日系スーパーで、ベビーチーズの試食販売も実施した。
 スティリーノに関しては、同社が2007年、原料チーズの国際相場高騰に対応した独自開発したもので、メディアや市場から、ナチュラル、プロセスチーズに次ぐ"第3のチーズ"と認識されている。植物性油脂が価格変動を受けにくいため、一般的なチーズより安価な点が急成長の要因だ。加えて、味や溶け具合などでチーズと遜色ない上、冷めても軟らかく、チーズ嫌いでも受け入れやすく、需要の裾野が広い。特に一般的なチーズよりコレステロール値が低く、健康志向商品としてのポジションを確立。流通PBや留め型で配合比率に応じて「コレステロール〇〇%カット」と明記した商品が多数、売場に並んでいる。加えて同社では、ブランド戦略や地道な認知向上活動の推進ほか、溶けやすさやヘルシーさの観点で技術革新を続け、品質面での進化も続けている。
 さらに新ジャンルへの挑戦を続け、乳、動物性原料と27品目のアレルゲン原料不使用の「ヴィーガン」シリーズを立ち上げ、「私のおいしいヴィーガンソフト」「私のとろ~りとろけるヴィーガンシュレッド」を新発売した。ヴィーガンとは、動物性食品を一切摂取しない欧米発のライフスタイルをいい、今後わが国での市場開拓に努める考え。

ヴィーガンシュレッド200g ヴィーガンソフト160g

私のとろ~りとろけるヴィーガンシュレッド 200g

私のおいしいヴィーガンソフト 160g