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新聞 日食外食レストラン新聞 2019年9月2日(月)

【洋食部門】クッキングモッツァレラ

 昨年3月に発売した同商品は、耐熱性のある長さ約21cmスティック状のストリングモッツァレラチーズ。ナチュラルチーズ(NC)ならではの風味の良さに加え、加熱したときの伸びが非常に良いものにもかかわらず、流れ出さず一定の形状を保つ特徴が、"ありそうでなかった商品"として居酒屋や製パンをはじめとした広いルートで支持されている。

 同品はアメリカ産モッツァレラを100%使用しており、フレッシュなミルク感が味わえる。生食のほか揚げ物などの加熱調理向き、これまでのチーズ料理とは異なる調理法での新メニュー開発ができる。串揚げや天ぷら、ピザの耳にも活躍し、生食ではサラダやカレーのトッピングにおすすめ。また、その長さを生かしたメニューはもちろん、自由な長さに切り分けて調理でき、アイデア次第で多彩なレシピに利用できる。

 SNSでは長く伸びるチーズが注目を集めているが、同品もその伸びの良さが特徴。1パック当たり標準10本入り(315g入り)の冷凍保存で、中規模経営の飲食店が使い切りやすい仕様であることもユーザーから支持を得た理由の一つと同社は分析している。

 同品は製パンメーカーや串カツ店への導入をきっかけに徐々に販売実績を上げた。加えて昨冬と今春に大手回転寿司チェーン店の期間限定メニューに採用され、さらに出荷数を伸ばす。流行のチーズドッグや鍋の具材などにも用途を広げ、発売開始から約2万ケースの販売実績となり、発売して1年ですでに業務用の主力商品となった。

 同品に先行して家庭用で、割いて食べられる「私のストリングモッツァレラ」を発売していた。受賞商品同様のスティック状のNCだが、そのまま食べることを目的に開発したため、加熱時の伸びや食感の面で加熱料理にはやや不向きという欠点があった。加熱調理に適するNCが欲しいというユーザーの要望に応え、荷姿仕様、販売方法、提案先など、1年間でさまざまな検討を重ねて発売に至った経緯がある。また、同品のような冷凍仕様かつ業務用向けのスティック状のNCは他になく、発売当初はどのように受け入れられるか不安もあったというが、営業の販売努力も功を奏し、順調に売上を伸ばした。


クッキングモッツァレラを使ったチーズフライ