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パブリシティ

新聞 日本食糧新聞 2022年4月6日(水)

植物性も濃厚でコク深い

マリンフード ヒットの兆し 植物バター160g

 マリンフードは1日、「バターを超えた濃厚さ」をコンセプトにした動物性原材料不使用の「植物バター160g」を発売。「植物性食品は味わいに欠ける」というイメージを刷新し、可塑性範囲が狭いバターの弱点も解消した。グルメ志向の需要に応えながら、健康や環境に配慮する「次世代植物性グルメバター」と訴求する。
 同社は1948年からバター代替品としてマーガリン製造に着手。以後業界の先駆者として市場を開拓してきた。今回は本来動物性原料からなるバターの完全植物性原料化に挑戦。長年蓄積してきた研究知見と製造技術を駆使し、滑らかで濃厚な味わいのオリジナル植物バターを完成させた。
 同品はパンに塗って使用するほか、加熱調理にも重宝する。熱で失われやすい植物由来の香気やうまみを逃さない工夫を施しているため、ムニエルやクリームソースなどに使用すると味わいが深まる。低温でも固くなりにくいため、冷蔵庫から取り出してすぐに利用できる簡便性も兼ね備える。
 一般的なバター比でコレステロール98%減も大きな特徴。"代替品"という枠を超え、ヘルシーでグルメな万能食材としてのカテゴリー確立を進める。希望小売価格は315円。