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パブリシティ

新聞 日本食糧新聞 2022年6月30日(木)

乳代替品で食の多様性提案

 マリンフードは、フードダイバーシティ(食の多様性)に配慮した植物性乳代替品の開発・製造を通じ、次世代につなぐ持続可能な食を提案する。2007年に独自開発した植物性チーズ「スティリーノ」は、アレルギー、主義、宗教などを理由に動物性食品を摂らない生活者の食の選択肢を広げるとともに、植物性代替食品がフードダイバーシティ拡充に重要な役割を果たすことも示した。今年4月には動物性原材料完全不使用の「植物バター160g」を発売し、プラントベースフードのリーディングカンパニーとして躍進を続けている。
 「スティリーノ」は、チーズの乳成分を植物油脂に置き換えたチーズ代替品。さまざまな調理シーンに活用できるよう、シュレッド、スライス、ダイスなど豊富な種類を展開する。こんがりした焼き色や、代替品では難しいとされてきたチーズの伸びを独自技術で巧みに表現し、市場優位性の構築を図る。乳アレルギー対応に加え、食品アレルギー原材料28品目に対応できる商品もある。植物性食品の特性を生かし、コレステロールを大幅にカットした点も特徴のひとつ。コロナ禍を機に強まる健康志向が追い風となり、近年順調に売上げを伸ばしている。

 「植物バター160g」は、同社が長年培ってきたマーガリン製造技術をもとに、動物性原材料完全不使用のバター代替品。「バターを越えた濃厚さ」をテーマに、機能性だけでなく食品としてのおいしさを徹底的に追求した。ココナッツペーストや発酵調味料などを配合して創り出すコク深い味わいは、代替品の域を超えたグルメ食材として独自のポジションを確立している。熱で消失しやすい植物由来のうまみや香りを逃さない特殊技術で、ソース作りや焼き菓子作りにも活用できる。自社サイトでは商品を用いたレシピを公開し、食材としての汎用性の高さを訴求。調理方法を分かりやすく解説した動画配信も行う。食に対する多様な価値観や嗜好性を互いに認め合い、ひとつのテーブルで豊かな食事を囲むための新たな食材として、同カテゴリーの商品開発に引き続き注力していく。