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パブリシティ

新聞 帝飲食糧新聞 2023年4月12日(水)

進化系『スティリーノ』

植物由来の原料を使用したチーズ代替素材

 マリンフードは、従来品よりも風味を向上させ、コレステロール値もさらにカットした進化系『スティリーノ』をこのほど開発し、その新たなスティリーノを使用した新商品5種16品を3月より順次、販売開始した。
 『スティリーノ』は、07年のチーズ原料高騰を受けて同社の研究開発陣が総力を結集して開発したチーズ代替素材。チーズ中の乳脂肪を植物油脂に置き換えることで、通常のナチュラルチーズよりも安価で、かつコレステロール値を大幅にカットしたヘルシーな商品に仕立てているのが特長だ。発売以来、生産量は右肩上がりで伸び続けており、22年度(12月期)も前年比16%増と過去最高の生産・販売数量を達成した。
 今回新たに開発した進化系『スティリーノ』は、従来品の「冷めても柔らかい食感」といった特長はそのままに、原材料の配合比率を調整することでより風味を向上させるとともに、コレステロールカット率(一般的なゴーダチーズとの比較)も従来の97%から98%オフに引き上げることに成功し、より美味しくかつヘルシーな商品に仕上げたのがポイントだ。
 新商品の『コレステロール98%オフ ヘルシーシュレッド』(300g/税別小売448円)は、その進化系『スティリーノ』を100%使用したシュレッドタイプ。原料中の乳タンパクとでん粉の使い方を徹底的に研究・分析し、磨き上げることで製品100gあたりのコレステロール量をわずか1mgにまで減らすことに成功した。伸びるタイプのスティリーノ「モッツァリーノ」をブレンドした『モッツァリーノブレンド』(同/580円)や、ゴーダチーズを20%ブレンドした『とろ~りとろけるゴーダチーズブレンド』(同/508円)も含め、これらシュレッドタイプ3種はいずれも200g、300g、500gのほか、業務用向けに大容量タイプの1000gも同時発売する。
 さらに『スティリーノ』を100%使用した『コレステロール98%オフとろけるヘルシースライス』は7枚入り(105g/170円)と12枚入り(180g)の2アイテムを用意。『ミルクを食べるキャンディチーズブレンド』は、隠し味に牛乳を入れることでまろやかに仕上げた「プレーン」と、製品中にカマンベールチーズパウダー配合した「カマンベール入り」の2品(各100g/318円)を取り揃えた。
 いずれも一般的なナチュラルチーズや従来品と比較して安価な商品提供を実現しており、物価上昇より節約志向が強まる昨今、家計の救世主にもなり得る商品として打ち出していく。今回の進化系『スティリーノ』の開発を機に、コストメリットだけではないさまざまな魅力を発信することで、市場での認知度をさらに高めていく方針だ。
 先ごろ都内で行われた新商品発表会で、吉村厚美専務取締役、川村敏美取締役が開発背景などを説明。その後、人気料理家・あみん氏をゲストに迎え、新商品『モッツァリーノブレンド』を使用した家庭で簡単に作れるオリジナルレシピ「鶏むね肉の黒胡椒チーズ風焼き」を紹介した。