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社内報マリン

マリンフードでは年に3回社内報を発行しています。社内報の一部の記事をご紹介します。

第54期事業発展計画

取締役社長  吉村 直樹
『混沌からの一年』
 昨年は原料暴騰から打って変って原料相場急落となり、手元は高値原材料在庫の山でしたが、当社全ての製品で、前倒しの定価下方修正を余議なくされました。
 PJでは全社全部門で経費削減活動に取り組み(前期比94.2%に抑制)、営業は「スティリーの類」と「ミルクを食べる」新ブランドで4ヶ月間のキャンペーン実施。ベストプレゼンター選出大会の創設やチョコレートビジネスへの進出などを実施し、総売上高は120.1億円(前期比94.0%)、経常利益は過去最高の前期比112.4%でしたが、高値過剰原料処分などの特別損失が積み上がり、純利益は前期比は70.3%となりました。

『日本と世界の今』
 歴史的な政権交代で鳩山新内閣が発足しました。産業界が内包してきた既得権益や、官僚主導の硬直した旧弊システム打破で新国家像の構築を目指してスタートしたように見受けられました。そしてその後の経緯は、従来同様の金権体質や未来図のないばらまき政策の構図ばかりが鮮明になりつつあります。
 しかし、世界は大恐慌からの甦生を開始しています。米国大手金融機関は、わずか一年で公的資金を返済し、ファンドをはじめ資本主義が本来持っている「野生」の復活が感じ取れます。新興国はそれをはるかに凌駕する勢いで、Bricsは勿論、資源豊富なアフリカ諸国も中国を超える成長率に沸く国々があります。しかも世界の技術の進歩も、創造性も地中深く眠ることを知らないようです。

『ジャングル大帝』
 白いライオン「レオ」を主人公とするこの大河漫画は、若き手塚治虫の上京後のデビュー作品です。
 100年に一度という世界を襲った混沌から一夜明けた世界は、まさに「ジャングル」と呼ぶに相応しい密林です。政治も経済も社会も。
 複雑に入り組んだ仕掛けの中で、巻き付かれることなく、蹉くことなく、迷路に迷うことなく今年一年を駆け抜けて行きたいものです。
 当社は、めまぐるしく変わる世界、日本の経済情勢のほんの片隅の点に位置しているに過ぎませんが、消費者ニーズをとらえた新製品開発、生産現場の不断の改善、改良活動、営業現場でのお客様とのコミュニケートに徹してチャレンジを続けて行こうではありませんか。