1. マリンフードトップ >
  2. 知る・見る・楽しむ >
  3. 社内報マリン >
  4. 米国食品事情vol.168

社内報マリン

マリンフードでは年に3回社内報を発行しています。社内報の一部の記事をご紹介します。

米国食品事情vol.168

2012年11月17日
吉村 伊織

フランスの山羊のチーズにスポットライトを当てた、
アメリカで初めての『オリジナル・シェヴレ』キャンペーン

~フランスの山羊のチーズは、彼らの土壌に特有のクオリティと風味を提供~

シェーブル
 2012年11月14日ニューヨーク -- 『オリジナル・シェヴレ』は、フランスの山羊のチーズについての初めてのアメリカにおけるキャンペーンだ。フランスは、飛びぬけて優れた山羊のチーズの原産国だといえる。その製品は、何世紀にもわたって積み重ねられた職人技を通して生まれた専門技術の賜物だ。今日、アメリカにおける山羊のチーズ市場は、フランスのシェヴレに似せた製品でいっぱいだが、その原産国を知るには、ラベルをきちんとチェックすることが不可欠だ。

 当キャンペーンは、新鮮な地元のミルクと、数世紀に渡って培われた職人技術によって生まれる、フランスのシェヴレについての意識を高める目的で始められた。それはまた、ANICAP (フランス国立ヤギ製品協会)によって資金提供されている。ANICAPとは、1983年に、フランスの山羊のミルクのメーカーと加工業者とを結びつける目的で設立された協会であり、フランスの農林水産省によって監督されている。

 「シェヴレ」という単語は、フランス由来であり、その訳は、「山羊」となる。新鮮な山羊のミルクを用いてチーズを作ってきた農家たちは、何世紀も前から「シェヴレ」と呼んできた。その言葉は、チーズの人気とともに世界に広がった。職人技術の賜物であるフランスのシェヴレの作り方は、何千年も前から、何世代にも渡って、農家たちの間で、受け継がれてきた。

 フランスは、純粋な山羊のミルクのチーズの世界ナンバーワンの原産国である。それは同時に、食感、形ともにバラエティ豊かだ。円柱形、三角錐型、丸太風、カマンベール風等々。豊かな食感とこくのある味わい、そして独特の強い香りがフランスのシェヴレの主な特徴だが、一つ一つのチーズに、独自のアイデンティティとストーリーがある。

 シェヴレは、ロワール川の南に位置するフランスの田園地方にまたがる8つの地域で主に作られている。8つの地方とは、ポワトゥー=シャラント地域、ロワール渓谷地域、バーガンディ地域、ローヌ=アルプス地域、プロヴァンス=コートダジュール地域、ラングドック=ルシヨン地域、ミディ=ピレネー地域、そしてアキテーヌ地域である。それぞれの地域の持つ独特の自然環境と文化にはぐくまれた土壌は、間違いなくそれぞれの地域の生むチーズの味わいに反映される。

 フランスのシェヴレのバラエティを知って、その風味と食感の幅広さを楽しんで欲しいというのが、当キャンペーンの目的だ。

 『オリジナル・シェヴレ』キャンペーンは、アメリカ中の大都市において、テイスティングや実演を通して、そのことを広めていく予定だ。

出典:PR Newswire 2012年11月14日