会社理念
第一.企業の道
Ⅰ.本業
当社の事業の中核は食品とする。食品を開発し、生産し、探求し、販売する。
Ⅱ.成長拡大
当社グループの進化と当社グループに働く社員の幸福は、当社グループが永遠に成長拡大していく過程に実現する。成長拡大目標を設定し、戦略戦術を駆使し続ける。
Ⅲ.創造
企業活動の創造とは、差別化、No.1の達成、付加価値の発見を継続し続ける力である。それは市場に新鮮な驚きを与えるものである。
無限大の市場に切り込む切り口の発見や、他社に追随しない新製品づくり、自分達のアイディア、知恵、工夫が反映された機械、設備、ラインづくり。そして文化、芸術を愛する人間づくりだ。
Ⅳ.リエンジニアリング
修正することではなく、捨て去ること。白紙でやり直すこと、再出発。野武士のごとく、不連続思考で劇的な変化をもたらせなければ、活力漲る企業として生き残ることはない。
Ⅴ.発信
生き生きとした情報が、お客さまの声が、工場現場の提案が、時代の風音が四六時中社内に還元され、会社の思想、理念が社会に向って表明され続けて、企業と社会が相互主義で未来へ結ばれる。
Ⅵ.共感=共生
企業は個の集合体である。一人一人が集団の中の役割を自覚し、与えられた職務に修練を積み、リーダーの示す方向に持てる能力を発揮出来れば、企業の祝祭が生まれる。
第二.企業大方針
Ⅰ.コア・コンピタンス(核の力)
重点主義、集中、差別化を標榜し、ナンバーワン、オンリーワンをたくさん作り磨きあげる。そして存在意義を明確に持つ。
Ⅱ.カスタマー・フォーカス(お客様第一主義)
会社の真の支配者はお客様である。我社グループの存亡はお客様の手に委ねられている。社内の体制が全べてお客様に向って開かれていなければならない。
Ⅲ.スピード(速さ)
IT化とは革新的なスピード化ということだ。スピード化とは心と頭の中で決まる。優先順位の決定とスケジューリング(計画表の作成)と今すぐ立ち上がる行動力だ。今日出来ることは明日に延ばすな。たった今始めよ。
Ⅳ.マネジメント・バイ・ワンダリング・アラウンド
(経営は歩き回りながら)
得意先を、市場を、工場を、他工場を歩き廻る。自分の目で見、耳で聞き、肌で感じ、思考しながら歩き廻れ。現場は宝の山だ。金鉱を掘り当てよ。開拓者精神で未知と遭遇せよ。
第三.今年の指針 「王の樹」(令和4年度)
木版画家星襄一は、1913年新潟県北魚沼郡に生まれた。台南師範学校に入学し、初等教員を勤め戦後郷里へ帰り、生業の謄写版印刷業の傍ら孔版画を独学する。のち武蔵野美術学校に入学するが、卒業は42歳だった。49年に日本版画協会賞を受賞、59年に国画賞を受賞した。その後東京国際版画ビエンナーレ展に多数出品する他、ジュネーブ日本現代版画展、オクラホマ美術館日本現代版画展、サンパウロビエンナーレ展、ロンドン現代版画展、アメリカ巡回展、ブラッセル現代日本版画展、イタリーカルビ国際木版画トリエンナーレ展、ベルギー現代日本版画展、ジャパン・アート・フェスティバル等に精力的に出品し、海外の人々に多数受け入れられた。90年代半ば以降はそれらが日本に逆輸入された。「王の樹」は最高傑作と自他共に認める。画面いっぱいに描かれた大樹は、輝く色彩と生命感溢れる堂々とした姿で、時代の移り変わりを幾年も優しく見守り続ける貫禄に畏敬を感じさせる。79年没。享年66歳。