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季節のご挨拶

弊社取締役社長 吉村直樹より 夏のご挨拶 2018

拝啓
 今年のGWに2泊4日の弾丸ツアーで米国オマハ市を訪問しました。世界一の投資家で知られるウオーレン・バフェットが率いるバークシャーハザウェーの株主総会です。
 50年前に100万円をバフェットに投資し、今も持ち続けていたら、200億円の資産です。リーマンショックの折りに、彼は絶壁から転落したと発言しましたが結果的にその危機も高収益の源泉にしています。会社の時価総額は50兆円で世界8位です。
 僕は大学時代に実家から、株で勉強しろと100万円をもらい、2社の株を買いました。両社共倒産しました。もしその時、奇跡的にバークシャーの株を買っていたら...。
 投資家として、バフェットはオマハの賢人と呼ばれ、巨大な資産を築き上げ、株主総会で株主との5時間に渡る質疑応答を続け、個人資産の85%は寄付を公表しています。史上空前の寄付活動ですが、生き様は古今の思想家を超えています。
 総会場はアリーナです。席数は1万8千席。参加者は世界中から4万人の株主。席を確保する方法が分からないまま、午前4時に起きて会場へ向かうと既に長い行列です。7時半の開門で中に入り皆走ります。席の確保です。僕らはなんとか3階の席を確保しました。
 バフェットの登場は9時半でした。ステージに2席あり、一方は生涯の相棒チャーリー・マンガーです。客席の最前列にビル・ゲイツもいます。今年バフェットは87歳、マンガー94歳です。一度伝説の株主総会を見ておこう、と言う訳でした。
 二人は事前に質問を知らないのですが、間髪を入れずバフェットが答えます。最後に、チャーリーと声をかけられて、マンガーが一言コメントを発して会場が湧きます。
 一番興味深い質問は「全ての投資案件はお二人の決定事項ですが、今後若い人達の決定参加については?」でした。
 バフェット王国を象徴する質問でした。

 季節はまさに盛夏。この時期、万葉の時代から「うなぎを食せよ」「土をいじるな」「衣類や図書の虫干しをせよ」「あんころ餅を食べよ」等々の習慣や俗信が各地にあるそうです。町内会などの夏祭りも、大半がこの時期に集中しております。最も健康に留意が必要な時期であり、くれぐれもお身体にはご自愛いただきますと共に、平素の一方ならぬご好意に深く感謝を申し上げます。
敬具
マリンフード株式会社
取締役社長 吉村直樹