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社内報マリン

マリンフードでは年に3回社内報を発行しています。社内報の一部の記事をご紹介します。

第67期事業発展計画発表会(令和5年4月1日号)

指針「新・大航海時代~未知の国、嵐の中へ~」

取締役社長 吉村 直樹 


ANAクラウンプラザホテル 品川プリンスホテル
一. 2022年の世相
 ウクライナ戦争、諸物価高騰、数十年振りの円安、安倍元総理の暗殺と統一教会騒動。お粗末な政治家達と政治の低支持率。大谷の凛々しい活躍と女子ゴルフの盛況。不思議な英国首相達と故エリザベス女王人気。米国と中国の存在感。日本の防衛政策の新しい空気。一昨年から続く一年ではなく、独立して存在する孤高の一年。

二. キッシンジャーの「至言」
 ①矛盾の連続は哲学者にとっては興味深くても、政治家にとっては悪夢である。政治家はそれについて考えるだけでなく、解決しなければならないからだ。
 ②戦争はそれ自体としての正統性を持っており、その正統性とは勝利であって講和ではない。全面戦争のさなかに講話の条件を口にすることはほとんど冒涜であり、あさましい計算づく同然に見える。

三. 新・大航海時代
 15年前の2008年の事業計画書の指針は「大航海時代~新たなる価値発見への旅立ち~」であった。前年から続く原料高騰は、世界中でほぼ全ての食品原料に及んだ。
 その前年11月に「スティリーノ」が開発された。Bチーム全員が担当を持ち、スケジュール管理を明確にし、約八ヶ月で開発に漕ぎ着けた。

四. 昨年の事業報告
 売上は325億円(前期比111.5%)。昨年登場した新アイテムは257、スクラップ商品は270。昨年末の総従業員は621名(前期末617名)。全アイテム値上げしたが原料高騰に追いつかず。年度後半にスティリーノ大増産で脚光を浴びる。マリンフードUSA設立。新CPシステム構築スタート。

五. 今後の方針
 売上目標は350億円。スティリーノ完成型をはじめ、スティリーノスライス、プロセスチーズブレンド、うに・植物バターの4ジャンルにわたる6ヶ月の大キャンペーンの実施。スティリーノ1万t生産にむけた工場整備。各セクションの次世代型IT装備へチャレンジ。

六. 四つの企業大方針
 ①コア・コンピタンス(核の力)
  重点主義、集中、差別化を標榜し、ナンバーワン、オンリーワンをたくさん作り磨きあげる。そして存在意義を明確に持つ。
 ②カスタマー・フォーカス(お客様第一主義)
  会社の真の支配者はお客様である。我社グループの存亡はお客様の手に委ねられている。社内の体制が全てお客様に向って開かれていなければならない。
 ③スピード(速さ)
  IT化とは革新的なスピード化ということだ。スピード化とは心と頭の中で決まる。優先順位の決定とスケジューリング(計画表の作成)と今すぐ立ち上がる行動力だ。今日できることは明日に延ばすな。たった今始めよ。
 ④マネジメント・バイ・ワンダリング・アラウンド(経営は歩き回りながら)
  得意先を、市場を、工場を、他工場を歩き廻る。自分の目で見、耳で聞き、肌で感じ、思考しながら歩き廻れ。現場は宝の山だ。金鉱を掘り当てよ。開拓者精神で未知と遭遇せよ。