#5 小麦粉のお話

泉大津品質管理係課長 金田亜喜子 | 更新日:2001.01.01

2001年
第5回「小麦粉のお話」
研究部Cチーム  リーダー 金田亜喜子

小麦粉の歴史
 小麦ってどれくらい昔からあるのでしょうか?
 今から1万年以上前、人類は植物を育てて食糧とする事を発見しました。その人類最初の作物が、小麦だといわれています。
 小麦を粉にして食べるようになったのは、今から訳6000年前です。初めは石を叩き付けてつぶしていました。次第に道具を改良して挽きつぶすようになり、どんどん大型化して大量に挽くことができるようになりました。こうして世界で最初の工業、製粉業が誕生したのです。

小麦粉の種類
 小麦の他にも穀物はたくさんあります。しかし、なぜ小麦粉がこんなにも様々な加工品や調理に利用されているのでしょう?
 それは、小麦が他の穀物にない「グルテン」というたんぱく質を持っているからです。このグルテンの量が多いほど小麦粉を練った時の粘りが出ます。強力粉、中力粉、薄力粉という小麦粉の分類をご存知でしょうか?これはグルテンの量によって区別され、使い道もそれぞれ異なります。

◇強力粉(グルテン量がもっとも多い)→食パン、菓子パン
◇中力粉(グルテン量が中くらい)→うどん
◇薄力粉(グルテン量が少ない)→ケーキ、クッキー、天ぷら

 通常ホットケーキなどのお菓子には、ふっくら柔かく仕上がる薄力粉を使用します。マリンフードのホットケーキも、ジャンボバニラホットケーキ、ジャンボホットケーキモア、バターミルクパンケーキには、アメリカ産の薄力粉を使用しています。北海道ホットケーキ、業務用ホットケーキは、中力粉に分類される北海道産小麦を使用しています。中力粉は粘りが出やすくケーキには適さないといわれますが、その特徴を逆に美味しさに変える研究が行われました。
ホットケーキの生地は大型のミキサーで練って作られますが、そのミキシング方法の工夫により、生地に空気をしっかり抱き込ませたふわふわのホットケーキが完成したのです。

 

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