#11 油脂について

研究部Aチーム | 更新日:2003.02.01

2003年
第11回「油脂について」~油脂は大切なエネルギー源!~


油好きな日本人
 マーガリンはその80%程度が油脂から出来ています。今回はこの油脂についてのお話を少々しようかと思います。
さて、皆さんもご存知のように日本人は油好きな国民としてよく知られています。霜降りの松坂牛や大トロ、ほかにも秋になればサンマ、冬には寒ブリに油が乗っていて美味しいですね。この油、砂糖のように甘くもなければ塩のように辛いわけでもありません。にもかかわらずこの「あぶら」が美味しく感じるのはなぜでしょう?
 結論から先に言ってしまうとまだ正確にはわかっておりません。仮説としては、油を食べると口の中に薄い膜をつくりそれが味をマイルドにする、または舌の先で油を感じたときに脳内に美味しいという信号が流れるためだと言われています。

油脂はエネルギー源!
 ここで栄養面から油脂を考えてみましょう。よく知られているように油脂はたんぱく質、炭水化物と共に三大栄養素といわれており、大事なエネルギーの供給源です。この中でたんぱく質は主に身体の組織を作るために用いられ、エネルギーとして用いられるのは基本的に非常時のみです。炭水化物はエネルギーになるほか、体内で脂質に変換されますが、そのエネルギーの使われ方は主として激しい運動(無酸素運動)の際に使われます。油脂も細胞膜の重要な構成要素として働くほか、エネルギーの効率的な供給源となります。この油脂から得られるエネルギーは軽い運動や持久性運動(有酸素運動)に用いられます。よくダイエットにはウォーキングなどの有酸素運動が有効だといわれるのは、体内にたまった脂肪、つまり体脂肪を燃やすためなのです。
 美味しくて栄養的にも効率のいい油脂ですが、摂り過ぎにはくれぐれも注意していきましょう。