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トピックス

製品価格改定のお願い

2008年01月28日

拝啓
 あけましておめでとうございます。皆々様益々ご清栄の段大慶に存じ上げます。平素は格別の御厚情を賜り厚く御礼申しあげます。
 既に昨年弊社各製品の価格改定をお願いいたしましたが、さらに今般マーガリン・バター・チーズ・ホットケーキ各製品につきまして再度の価格改定をお願いせざるを得なくなりました。
 現在、BRICs4ヵ国での急激な経済成長、人口増加による食糧需給バランスの変貌、異常気象による穀物供給の不安定感、さらに原油相場の高騰によるバイオディーゼル需要の増加により穀物相場全体が高騰しております。この穀物相場の高騰は植物油脂相場にも同等の影響を与え、植物油脂相場も高騰を続けている状況にあります。また、従来「価格の優等生」と称されていた小麦粉までが、この穀物相場高騰の影響を受け政府卸売麦価が2007年4月、2007年10月と2度に渡って引き上げられ、さらに2008年4月にも改定が行われる状況であります。一方乳製品に関しましても、需要が増加し続ける中、原料となる生乳生産が追いつかない状況にあり、さらに豪州の旱魃は深刻な影響を与えております。生乳を原料とする乳製品の中でも高値で取引される脱脂粉乳の確保が優先され、バターやチーズの生産量と需要の差は拡がり続け、価格は高騰を続けております。
 弊社と致しましてはこのような厳しい環境下、原料費の上昇を吸収するために生産の合理化、諸経費の削減を続けて参りましたが、採算の悪化はその限界を超えるものとなっております。また、今後の中長期的な見通しも一段と厳しい環境が予測されております。
 つきましては誠に恐縮ではございますが、諸事情ご配慮のうえ、何卒御理解の程お願い申しあげます。

敬具

【添付資料】
食糧原料事情(2007年11月)

◆ 需給環境の悪化 ◆
異常気象による供給の減産
  ※ エルニーニョ現象・ラニーニャ現象による旱魃や洪水
  ※ 地球温暖化による熱波や家畜の熱中症